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筑紫野市に初の自社ブランドマンションを建設   アトラックス   完成は06年秋を予定


 マンション分譲代理を手がける株式会社アトラックス(福岡市博多区中呉服町3丁目、倉田新一社長)は、今年1月から筑紫野市大字下見に建設していた自社ブランドマンション「パルテノン筑紫ステーションタワー」の来年秋の完成を予定している。
 同社は2004年7月に設立し、株式会社東峰住宅のマンション販売代理を手がけているが、設立当初からの目標でもあった自社ブランドマンション建設に踏み切ったもの。来期となる07年6月期には、福岡県内の西鉄沿線に、年間3棟計120戸のペースで自社マンションを供給していく。なお、東峰住宅の販売代理は継続するが、2年目となる期内は社員教育をはじめ、自社ブランド「パルテノン」の商標登録など、社内体制の構築を急ぐ。
 「パルテノン筑紫ステーションタワー」の場所は西鉄大牟田線筑紫駅そば。敷地面積は2,419平方m。鉄筋コンクリート造地上15階建て。建築面積は682平方m。間取り2LDKから4LDKまでの計87戸で、今年4月の販売から9月末までに33戸の販売が確定している。ファミリー向けの2LDKから4LDKまで間取りがあるが、約10タイプの同社独自のフロア面積を採用し、価格帯は1,120万円から2,730万円までと、ファミリー向けのマンションの中では安価なのが特徴。また、「資産運用マンションとしても活用できるような販売価格帯を設定した」(倉田社長)と話している。
 倉田社長は「質を追求しながらも安価なマンションを提供していく。地域の人達に認められる地場密着型のデベロッパーとしての地位を早く築き上げたい」と話している。
 同社は2004年7月設立・創業。資本金は1,000万円。従業員数は15人。社名は、ギリシャ神話で、不動産を大地とみたて、大地の神といわれる女神アテナと、幸運『ラック』という意味を組み合わせた造語。また、同社のマンションシリーズの「パルテノン」とは女神アテナが祭られていたパルテノン神殿から引用したという。
 倉田社長は現在までに、株式会社じゅうエステート、株式会社ライフエステート、株式会社インベスト等の営業部立ち上げや立て直しを手掛け、約50棟、約2,000件のマンション戸数の販売に携わる経歴を持つ。北九州市出身。1964年6月28日生まれの41歳。福岡県立小倉工業高校卒。趣味は釣り。