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年間1,000床のペースで介護施設を建設   さわやか倶楽部   年内に4カ所で施設を開設


 介護付有料老人ホームの運営、コンサルティングを手がける株式会社さわやか倶楽部(北九州市小倉北区弁天町、内山文治社長)は今後、年間1,000床のペースで介護施設を建設する計画、2005年12月末までに新たに4カ所の介護施設を開設する。
 同社は、入居一時金を無くした介護施設などを山口・福岡県内で23カ所展開しており、今後は、交通アクセスが良い福岡市内または近郊での展開に力を入れる方針。
 年内は、9月に「さわやか春日館」(春日市、70床)、「さわやかこすもす館」(久留米市、76床)、11月に「さわやか立花館」(博多区、240床)、12月に「さわやか和布刈館」(北九州市、100床)を開設する。また、来年8月までに田川市、北九州市八幡西区、宗像市、福岡市早良区野介での施設建設が決まっている。
 内山社長は「福岡市内は、高額な入居一時金が必要な介護施設が多く、入居が困難な高齢者も多い。入居一時金をなくしたシステムを採用した介護施設を開設することで、施設への入居を待っている高齢者の方のお役に立ちたい」と話している。

 北九州市小倉北区弁天町に本社移転

 また、同社は9月1日付で、北九州市小倉北区熊本3丁目から同区弁天町に本社を移転した。
 介護事業を展開する同社は、数年後に株式公開を目指しており、飲食・不動産事業を展開するグループから独立して介護事業に専念するために本社を移転した。
 場所は日豊本線南小倉駅そばの内山南小倉駅前ビル2階。フロア面積は297平方mで、スタッフ数は人事・総務・経理スタッフが16人。今後は、介護施設の増加に伴い、財産管理や人材派遣、給食事業など付随したサービスの事業化も検討している。
 同社は2004年12月設立、資本金は2億80万円、06年3月期の売上高は21億円を見込んでいる。従業員数は施設の増加に伴い、06年3月末に500人まで増える予定。