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来年2月23日に博多区に自社最大のビジネスホテル開業   西日本鉄道・西鉄イン   総客室数は2000室を突破


 西日本鉄道株式会社(福岡市中央区天神1丁目、長尾亜夫社長)と、西鉄のビジネスホテル事業の子会社株式会社西鉄イン(同所、住本龍彦社長)は、来年2月23日に、博多区博多駅前1丁目に客室数503室で、自社最大の「西鉄イン博多」をオープンする。
 これは西日本鉄道が昨年6月から31億円をかけ、建設していたもので、同ホテル開業で、西鉄インが運営しているホテルの総客室数は2,099室となる。同ホテルは、従来の西鉄インの客室を20%拡張、シングル客室すべてに幅140センチのダブルベットを導入するなど設備面にこだわった。また、付帯施設となる岩盤浴・カフェや、居酒屋テナントなどを入居させ、博多駅そばという好立地を生かし、初年度約9億円の売上高を見込んでいる。 
 場所は博多駅交通センタービル向かい。敷地面積は5,200平方メートル。延床面積は1万2,400平方メートル。鉄骨鉄筋コンクリート造、地上14階建。客室はおすべてインターネット無料接続で、13階と14階には女性専用のフットマッサージ機やアメニティグッズ、自動販売機、コインランドリー室なども完備した、女性優先フロアにするなど、「さらにゆとりとくつろぎを追求した設備を整えた。また、女性にも安心して利用できるよう配慮した」(同社)という。
 シングル479室は1室当たりの部屋面積は14.6平方メートルで、1泊あたり6,900円、2人専用のツインが1室当たりの部屋面積は20.7平方メートルで、1泊あたり1万3,300円。チェックインは午後3時、チェックアウトは午前10時まで。また、フロント、ロビー、インターネットコーナー、65平方メートルの貸会議室に加え、地下天然水を利用した大浴場も開設する。
 また、同1階部分には、西日本鉄道のグループ会社が運営する、岩盤浴・カフェ「RESERIA(リセリア)」、二階には、西鉄グループ企業が運営するFC展開の居酒屋「つぼ八」のテナント入居を予定している。
 住本社長は「今回の西鉄イン博多は、西鉄インの中で、最多の客室数となっている。多くの人に当ホテルをPRして、たくさんの人に利用していただけるようにしていきたい」と話している。
 西鉄インは1999年2月設立。資本金は3,000万円。従業員数は117人。同社は現在までに、福岡市に1、北九州市に2、大阪市に1、大分県別府市に1、東京都に2つの計7棟、客室数にして1,596室を展開している。