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2010年をめどに東証マザーズ上場を目指す   オートレックス   売上高50億円規模へ


 輸入自動車販売業の株式会社オートレックス(福岡市南区那の川2丁目、隈英彦社長)は、2010年をめどに東証マザーズ上場を目指す。
 これは知名度や企業評価の向上による資金調達力アップや優秀な人材の確保を見込むもの。これまで米自動車メーカー・GM社の「マティス」を主力に展開してきたが、今後は取扱車種を増やし、同車と並ぶ人気商品を開拓して事業拡大する。
 上場時の売上高は50億円、経常利益は7億円、従業員は50人程度になる見込み。現在、全国の販売代理店約500社と提携しているが、1,000社体制に強化する予定。
 隈社長は「魅力ある輸入車を開拓して積極的に事業拡大していく」と話している。

 06年1、5月に新車種を発売

 また、06年1月には伊スタートラブ社の取り扱いを開始して電気自動車「ジィラソーレ」を、5月にはGM社の自動車「カロス」を発売していく。
 「ジィラソーレ」は家庭用(100ボルト)電源から充電ができるのが特徴。予定販売価格は195万円で財団法人日本自動車研究所から1台あたり約55万円の補助金が支給されるため、実質価格は約140万円。官公庁や企業の環境対策として提案していくという。
 「カロス」は、20代女性がターゲットの「マティス」シリーズの上級志向車として開発されたもので、20~30代の男性がターゲット。排気量は1,200ccと1,400cc。05年の韓国輸出車の中で販売実績がトップだった。
 同社は1998年7月に設立。資本金は2,500万円。売上高は10億円(05年6月期)。従業員は17人。
 隈社長は久留米市出身。1939年9月26日生まれの66歳。東京大学法学部卒。趣味は旅行、読書。