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キリンビールの飲食部門の営業を一部譲受   ロイヤルホールディングス   ノウハウ融合で事業効率化


 外食大手のロイヤルを傘下に持つロイヤルホールディングス株式会社(福岡市博多区那珂3丁目、今井明夫社長)の持分法適用会社アールアンドケーフードサービス株式会社(同所、同社長)は12月1日、麒麟麦酒株式会社(以下キリンビール)の連結子会社であるキリンダイニング株式会社(東京都渋谷区神宮前6丁目、古市滋久社長)の営業を一部譲り受けた。
 ビアレストランをはじめ多様なレストラン事業を展開するなど、キリンダイニングの持つ運営ノウハウや顧客基盤と、ロイヤルグループが外食事業インフラとして持つメニュー企画、購買、店舗設計などのノウハウを融合させることで事業効率化を図る。
 譲り受けるのはキリンダイニングが営業するビアレストラン、シェキーズ、専門店の直営26店舗とFC9店舗で、これら店舗の総売上高は約35億円、資産規模は10億円程度。
 キリンダイニングはキリンビール100%出資で1992年11月設立、資本金5億1,000万円、従業員数196人。04年12月期の売上高は56億9,800万円、現在関東地区を中心に直営41店、運営受託2店、FC10店の飲食店を展開。
 アールアンドケーフードサービスは89年3月設立、資本金4億9,900万円(ロイヤルHDとキリンビールとの折半出資)、従業員数は21人。04年12月期の売上高は11億7,600万円。現在東京、福岡に5店舗の飲食店を展開。06年1月にはロイヤルHDの出資比率を50%から80%に上げ、子会社化する予定。