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LANケーブルを電源にするカメラを発売   パナソニックコミュニケーションズ   月産1,000台予定


 固定通信機器開発・製造・販売のパナソニックコミュニケーションズ株式会社(福岡市博多区美野島4丁目、藤吉一義社長)は06年1月13日、LANケーブルのイーサネットケーブルからの電力供給を可能にしたPoE(イーサネットから電力供給を受けることができる技術)規格に準拠した受電部を内蔵したネットワークカメラ「BB─HCE481」を発売する。
 設置場所に電源がなくても、このカメラと市販のPoE給電装置をイーサネットケーブルと接続することで電源を得られる。パン(カメラの位置を固定したまま、左右に動かしながら広い範囲を撮影する)・チルト(三脚に固定されたカメラを上下に動かす)・ズーム機能を持つカメラとしては業界で初めてPoE受電部を内蔵している。
 また音声双方向通信機能(トランシーバー方式)を搭載しており、パソコン側からネットワークカメラ側へ音声を送信することもできるという。希望小売価格は16万8,000円で、月産台数は1,000台を予定している。
 同社は松下電器産業株式会社の100%子会社で、1955年12月設立、資本金298億4,500万円、従業員数6,230人。