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約3,000万円投資し、料亭一部をそば専門店に   新みなと   女性や高齢者の集客見込む


 老舗日本料亭「新みなと」を運営する株式会社新みなと(大牟田市本町3丁目、猪飼久司社長)は約3,000万円かけて、料亭を一部改装し、そば専門店「みなと庵(仮称)」を4月中めどに開設する。
 90年代頃までは、三井系企業の接待の場として利用されることが多かったが、近年では昼間の利用客が半数以上を占めることから、昼夜問わず健康を意識した女性や、高齢者を集客できる業態の飲食店をオープンするもの。「大牟田市は、高齢化率が人口10万以上の都市では全国一だという」(猪飼社長)商圏特性を見据え、「酒と肴と手打ちそば」というコンセプトのもと、初年度売上高は5,500万円を目指す。
 着工は2月からで、2階建物のうち、従業員の休憩室として使用している1階北東部分の約132平方mのスペースを改装。客席はカウンターとテーブル席合わせて、35~40席を設ける。メニューはそばのほかに、刺身や天ぷらなども用意する。営業時間は午前11時半から午後2時までと夕方は4時から22時までで、昼間の平均客単価は800円、夜は3,000円を見込んでいる。
 猪飼社長は「店舗の内装は、これから具体的に計画していく状況だが、大人の隠れ家として利用される店舗にしてきたい」と話している。
 同社は1986年1月設立。資本金1,000万円。従業員数25人(パート・アルバイト含む)。
 猪飼社長は大牟田市出身。1947年9月26日生まれの59歳。同志社大学文学部卒。趣味は旅行、読書、マージャン、そば打ち。