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車の修理オークション取次店FCで全国展開   カビット・ジャパン   4月1日から九州地区で開始


 自動車ネットオークションを運営している株式会社カビット・ジャパン(福岡市西区羽根戸、釜池社長)は4月1日から九州地区で車修理ネットオークションを利用した見積もりサイトの修理受注仲介業のFC展開を開始する。
 昨年6月から自動車の傷やへこみを専門に修理する指定板金塗装工場約百社との連携を生かしたオンライン見積もりオークションサービス「カビット」を県内中心に展開しており、今後は修理案件を出品できる各事業者を、カビット修理ネットワーク取次加盟店としてFC化し、同サービスの取次ぎ窓口を拡大する。年内に九州地区、中部地区でFC展開を計画しており、08年までには全国でのサービス提供を目指す。
 加盟店は、自動車の修理箇所を撮影したデジタルカメラの画像と車検証を専用ソフトでカビット本部に転送し、修理見積書の作成を依頼。その見積もりをもとに週3回特定の時間に開催されるオークションに出品し、修理落札価格を確認した後、ユーザーとの修理金額交渉を経てカビット本部へ修理車両の納品を依頼する仕組みとなっている。初期費用なしで、インターネット環境さえあれば、専用ソフトとデジタルカメラレンタル料で月額1万7,000円から加盟でき、受注した修理車両の見積額からオークション落札価格と諸経費、工費を引いた分が取次店の収益となる。
 釜池社長は「加盟対象は事業者から個人まで幅広く、月額わずかな投資で事業外収益を得ることができる。今後は保険代理店やガソリンスタンド、中古車販売業を対象にコストや手間のかからない新ビジネスとして全国で加盟店を増やしていきたい」と話している。

 行橋市に5カ所目の営業拠点を新設
 また、同社は1月10日、行橋市南大橋6丁目に県内で5カ所目の営業拠点を新設した。
 これは車の傷やへこみ、保険の事故処理の修理になど台車引き換えサービスの充実を図るのが目的で、主に行橋市、都郡、苅田町、大分中津エリアを中心に24時間体制でサービスを提供する。これにより福岡県全域への迅速なサービスが可能となった。名称は「行橋モータープール」。敷地面積は594平方メートル(うち事務所が66平方メートル)、積載車1台に台車を常備。スタッフ数は7人。
 同社は2004年6月設立、資本金は3,700万円、従業員数は36人。
 釜池社長は千葉県千葉市出身、1949年1月31日生まれの57歳。中央大学法学部卒業、趣味はスポーツ観戦、旅行。