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子会社設立しタバコ自販機のメンテ事業部を分社   キャビンサービス   出資率は70%


 タバコの小売、自動販売機メンテナンス業を展開するキャビンサービス株式会社(福岡市西区小戸3丁目、冨田登志雄社長)は、70%を出資した子会社株式会社ベンドサプリ(同所)を2月17日に設立し、タバコ自販機のメンテナンス事業部を分社した。
 これは08年内に施行されるWHO(世界保健機構)の取り決めにおける未成年の喫煙奉仕のための年齢識別装置の義務化などが法整備されることなどから、法対応と同時に、最新タバコ自販機の管理を中心にした専門集団を育成し、他社との差別化を図る狙い。タバコ自販機による小売と、自販機メンテナンスを分けることで、より専門性を追求する。なお、新会社の社長は冨田社長が兼務する。資本金1,000万円。従業員数5人。キャビンサービスが開発した、耐震用の自販機設置機器(CS板)の販売なども全国エリアで開始していくという。
 冨田社長は「今回の新会社の設立で、CS板など年間1,000台を目標に掲げている。自販機周辺機器のプロフェッショナル集団を目指していきたい」と話している。
 同社は1976年4月創業、1988年5月設立。資本金2,000万円。従業員数33人。九州を中心に全国に1,350台のタバコ自販機を設置している。05年2月期は売上高が49億6,925万円、経常利益が2,121円だった。
 冨田社長は鹿児島県曽於郡末吉町出身。1950年4月17日生まれの55歳。修猷館高校卒・横浜市立大学文理学部中退。趣味はゴルフ、ガーデニング、読書。