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福岡東医療センターと連携し、看護大学の新設を検討   福岡女学院   08年4月の開校を目指す


 福岡女学院(福岡市南区曰佐3丁目、徳永徹理事長)は独立行政法人国立病院機構福岡東医療センター(古賀市千鳥1丁目、上野道雄院長)と連繋し、「福岡女学院看護大学(仮称)」の新設を検討している。
 同センター内には付属の看護学校(三年制)があるが、国立病院機構の方針で08年3月の閉校が決まっている。同センターに「ぜひ看護学校を存続させたい」という強い希望があり、昨年12月に同学院に打診。同学院理事会などで協議した結果、センターの申し出を受け、センター敷地内に4月年制大学の新設に向け検討を開始したもの。立地条件や教育分野が異なるため、現大学の一部としてではなく、独立した単科大学として認可を申請する方針。2008年4月の開学を目指す。また、同センターだけではなく、国立病院機構も応援するという。
 徳永理事長は「『キリスト教の愛の精神に基づく女性教育』という建学の精神に立ち、看護・保健の専門家としての科学的思考と実践力を身につけた看護師、保健師の養成を目的にしている。医療における看護の役割の重要性を考え、特色のある大学にしていきたい」と話している。
 同学院は1885年創立。現在は福岡市南区のキャンパス内に幼稚園、中学校、高等学校、短期大学部、大学、大学院、生涯学習センターがあり、このほかに福岡市中央区天神2丁目にサテライトを開設している。
 徳永理事長は九州大学医学部卒。元国立感染症研究所所長。趣味は旅行。