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2010年までに株式公開を目指す   NEXT FORCE   高収益体質の組織体制へ


 非接触ICタグ(RFID)導入コンサルティング、システム開発の株式会社NEXT FORCE(福岡市博多区博多駅南2丁目、中村秀智社長)は、2010年までに株式公開を目指す。
 同社は九州で先駆けてRFIDの導入コンサルティングを手がけており、様々なソリューション提案力に強みを持つ。総務省によるとRFID市場は2010年には国内で最低9兆円、最大31兆円になると予測されており、現在の需要の高さと同社が現在受注している案件も多いことから、さらなる売上拡大と知名度向上をねらって株式公開を目指すもの。
 株式公開時は、売上高10億円、経常利益2億円、従業員15人体制を想定しており、開発部門はアウトソーシングするなどして、企画設計、コンサルティング、特許保有などのソフト面を中心とする高収益体質の組織づくりを目指す。

 ホームページの自動作成ソフトを発売

 5月から、ワード、エクセル程度の操作技術でホームページが自動作成できる自社パッケージソフトを発売した。
 これまでのホームページ作成ソフトは、「高機能であるがために基礎知識がない人には難しかった」(同社)とし、素人でも簡易作成でき、メールアカウント取得やショッピングサイト構築機能などを付加したパッケージソフトを開発したもの。同社は期末の10月までに全国で50本の販売目標を立てている。
 商品名は「e─Site(イー・サイト)」。ウィザードと呼ばれる案内手順に沿って、ひな形を選択してプレビュー画面で確認しながらホームページを簡易作成できるのが特徴。インターネットを通じて顧客がソフトをレンタル利用するASP方式を採用しており、同ソフトを用いてのホームページ運用マシンとして最初に標準的なパソコン1台と合わせて月々1万9,800円の5年リース契約を条件とする。
 中村社長は「一般的な中小企業がホームページにかける年間費用は約50万円と言われているが、このソフトを用いれば、月々の安価な料金負担で、WEBサイト運営に必要な機能をワンストップで利用することができる。9月には会員管理や予約管理などができる上位版のリリースを計画している」と話している。
 同社は2002年12月設立、資本金は500万円、売上高は8,000万円、従業員数は7人。