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09年までに九州でパチンコ店5店舗計画   荒戸産業   不採算店を買収で早期出店


 パチンコ店「ひばり」や飲食店経営の荒戸産業有限会社(前原市大字加布里、平岡聖教社長)は、09年度までに九州内でパチンコ店5店舗の出店を計画している。
 交通量や流動人口が多い場所を候補地に同業他社の不採算店舗を買い取り改装する形式で、初期投資を抑え、出店スピードを速める。敷地面積は1万6,650平方メートルを想定、1店舗当たり10~15億円を投じる見込み。5月には長崎県雲仙市愛野町にオープンしており、同県内では2店舗目で認知度がアップしていることから、同店舗をモデル店として長崎県を中心に出店用地を探していく。愛野店は敷地面積2万1,645平方m、建築面積2,100平方m。駐車場は680台収容可能で、パチンコ台440台、スロット台280台を設備している。初年度売上見込みは83億円、従業員は50人。
 平岡社長は「不採算店舗となっている要因を排除し、新機種の購入スピードや接客力の向上を図り、集客アップを目指す」と話している。
 また同社の06年10月期単体決算は、売上高が200億円で前期比25%増、経常利益が2億5,000万円で同31%減を見込んでいる。愛野店舗が増収に貢献したが、出店時の投資により増収減益となる予定。
 同社は1955年6月設立。資本金1,000万円。従業員は80人。関連会社に株式会社ヒラオカコーポレーション、株式会社平岡興産、有限会社ヒラメックスがある。北部九州でパチンコ店5店舗、カラオケ店3店舗を展開している。
 平岡社長は福岡市出身。1962年10月1日生まれの43歳。西南大学卒。趣味は読書。