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野菜料理中心の新業態レストラン   ピエトロ   早良区の百道浜店を改装し併設


 ドレッシング製造・販売やレストラン事業を展開する株式会社ピエトロ(福岡市中央区天神3丁目、村田邦彦社長)は、7月15日に同早良区百道浜1丁目のパスタ中心のレストラン「ピエトロアペスタ百道浜店」をリニューアルするとともに、併設して野菜料理中心の新業態レストラン「ピエトロベジュ」の1号店をオープンする。
 外食事業をテコ入れする一環で、健康への意識がますます高まる中、レストラン経営、ドレッシング製造を通して、常に野菜にこだわってきた同社の“野菜が主役のメニュー”とする新業態で、“アクティブシルバー”と呼ばれるシニア層と20代半ば~40代位の女性を主要ターゲット層とする。月商は既存業態と新業態の店舗として、改装前の20%増となる1800万円を目標としている。同店を実験店と位置付け、将来的には都心部での多店舗展開も視野に入れている。
 アペスタ百道浜店は「ハイアットプラザ」1階に入居。現在の約540平方メートル(138席)の店舗のうち、既存のアペスタに343平方メートルの108席、新業態のベジュに191平方メートルの46席を充てる。新業態のメニューは「リーフ野菜のブーケサラダ」や「9種類の野菜と牛肉の串焼きグリル」「完熟トマトのブリュレ、バニラアイス添え」など同社オリジナルの野菜料理で、ディナーのコース料理をメーンに単品も提供し、客単価は既存のパスタ店の約2倍の3,000円に設定。営業時間は午前11時~午後11時(オーダーストップは午後10時)。
 同社では外食事業のテコ入れとして、このほかに今期中にコメ料理中心の新業態店の出店やカフェ業態の多店舗展開、既存店でのブランチサービスなどを計画。従来のパスタ店以外の比率を高め、健康志向や高齢化に対応し、中高年や男性客の取り込みを図る。
 
 取締役に小川、渡邉、高橋の3執行役員

 また同社の新任取締役に、6月22日付で小川勝三執行役員食品事業部長と渡邉武一郎同レストラン事業部長、高橋泰行同社長室長が執行役員のまま就任した。
 今期はあえて減収計画にするなど抜本的な改革を打ち出しており、04年に導入した執行役員のうち、基幹事業の食品、レストラン事業の両トップを取締役に据え、改革を強力に推し進める。また社内調整的な役割を果たしてきた高橋社長室長を取締役に就任させるとともに新設したビジネス推進室の室長も兼務させ、改革の円滑化を図る。このほか、北原幸徳取締役製造部長も執行役員を兼務した。
 小川氏は神奈川県出身。1951年1月26日生まれの55歳。90年8月株式会社ピエトロ入社、98年6月ドレッシング営業部東京営業所課長、99年10月同東京支社次長、2004年1月同大阪営業所長を経て04年10月執行役員食品事業部副本部長に就任。今年3月から同食品事業部長に昇格していた。
 渡邉氏は福岡県出身。65年12月24日生まれの40歳。89年4月株式会社ピエトロ入社、98年8月レストラン営業部新規事業課長、01年4月バルコーネ事業開発部長、02年4月フランチャイズ営業部長、03年4月レストラン事業部長を経て、04年4月に執行役員レストラン事業部長に就任していた。
 高橋氏は東京都出身。1964年12月4日生まれの41歳。99年10月株式会社ピエトロ入社、社長室長。04年4月に執行役員社長室長に就任していた。新体制と各担務は次の通り。
 ▼代表取締役社長 村田邦彦▼取締役名誉相談役 西川啓子▼取締役 執行役員製造部長北原幸徳、食品事業部長小川勝三、同レストラン事業部長渡邉武一郎、同ビジネス推進室長兼社長室長高橋泰行▼社外取締役 弁護士上野光典、臼杵昭子、有限会社ニュークロップ代表取締役藤野軍次▼常勤監査役 西川伸司▼監査役 江頭紀夫、田中良明▼執行役員 総務部長大坪康浩、経理部長山本健一▼退任 取締役平塚利典