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グループ3社統合し温熱浴場の新会社   アニー・グループ   社名は「石の癒株式会社」


 雑貨店、温熱浴場をチェーン展開するアニー・グループ(福岡市博多区店屋町、二枝たかはる社長)は、7月末日をめどにグループ3社を統合し、8月1日付で温熱浴場「石の癒」運営の新会社を設立する。
 これは、業務の効率化、経営強化を目的にグループを統合し、新会社を設立するもので、新会社の社名は「石の癒株式会社」。統合するのは、雑貨店、温熱浴場のFC本部のアニー・グループ株式会社(同所、同社長)、石の癒運営の直営本部ライフ・サイエンス株式会社(同所、同社長)、アニーハウス運営のALC研究株式会社(同所、二枝康子社長)の3社。本社はグループ本部のある博多区店屋町。新社長は二枝社長が就任する。資本金は3社の資本金1億5,000万円に加え、8月中に第3者割り当てで、5,000万円増資し、2億円となる予定。出資比率は商品展開や技術力、試験力を期待した上で提携を結んだスポーツウェアの製造販売を手掛けるデサント株式会社(大阪市天王寺区堂ヶ芝1丁目、田尻邦夫社長)が20%、また、「石の癒」の加盟店オーナー会の10%が引き受け先として内定している。
 二枝社長は「グループの体制を変えたことで増え続ける同業者との圧倒的差別化を実現したい」と話している。

 年内に温熱浴場を直営、FCで10店舗

 また、同グループは、年内に全国で温熱浴場「石の癒」の直営2店舗、FC8店舗の計10店舗を出店する。
 7月20日に33店舗目となる神奈川のヒルトン小田原店(神奈川県小田原市根府川)、26日には奈良県のイオン登美ヶ丘店(奈良県奈良市登美ヶ丘)をオープンする。年内には50店舗体制となる予定。
 同グループは今後、新会社の石の癒株式会社(福岡市博多区店屋町、二枝たかはる社長)を中心に毎年、直営、FC店合わせて24から36店舗のペースで出店を計画している。二枝社長は「各店舗のリピート率や収支を見ながら、月に2、3店舗の出店で、全国でリピータの多い店舗を展開していきたい」と話している。
 アニー・グループは雑貨チェーン「アニーのお気に入りを全国で19店舗展開している他、20003年から温熱浴場「石の癒」の直営、FC事業を開始し、現在、全国に32店舗。グループ会社には、雑貨小売のユア・ハーベスト株式会社、レストラン経営の株式会社遊星がある。グループ全体の従業員数は120人(パート、アルバイトも含む)。年商は24億円。
 二枝社長は粕屋郡志免町出身。1958年12月3日生まれの47歳。福岡大学付属大濠高校卒。趣味は石の研究、朝日と夕日を見ること。