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20億円かけ鞍手町にパルプモウルド工場   大石産業   07年5月稼働予定


 食品包装材料メーカーの大石産業株式会社(北九州市八幡東区桃園2丁目、中村英輝社長)は、総工費20億円で鞍手郡鞍手町にパルプモウルド製造工場を建設する。着工は今秋、完成、稼働は07年5月。
 同社では青森県、茨城県、福岡県鞍手郡の国内3工場で生産しているが、近年農業用途に需要が拡大し、フル生産しているため設備増強に踏み切った。場所は現行のパルプモウルド九州工場に隣接する同社所有地。敷地面積17,000平方メートル、建築面積4,400平方メートル。完成後は、年間5,000万枚の生産量を計画している。
 パルプモウルドは古紙をリサイクルした紙製品で、青果物や鶏卵のトレー、工業製品の緩衝材などに用いられている。
 同社は1947年設立、資本金4億6,640万円、売上高151億3,695万円(06年3月期)、従業員296人。
 中村社長は東京都出身、1950年8月27日生まれの55歳、慶應義塾大学法学部卒、趣味はゴルフ、スキー。