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東区箱崎ふ頭6丁目の食品工場を取得 久原本家 新商品開発で9月初旬にも操業
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調味料、食品製造、飲食店経営の株式会社久原本家(粕屋郡久山町大字久原、河邉哲司社長)は、7月末、福岡市東区箱崎ふ頭6丁目の食品工場を購入した。製造ラインの新設や新商品開発ルーム等を設置し、9月初旬にも操業を開始する。取得費用を含む総事業費は約3億円。
既存の主力商品である調味料、ドレッシングにこだわらず、グループ各社の開発素材、経営資源を持ち寄って、新分野の商品開発を主眼に置いた食品工場にする方針。また、現在取り引きのある外食、中食向けOEM商品を供給するセントラルキッチンの機能も持たせるという。場所は箱崎ふ頭6丁目交差点の北側、同町内の一角。敷地面積は1027平方メートル、建物は中2階建てで、1階が450平方メートル、中2階が200平方メートルで計650平方メートル、駐車場台数は10台。
河邉社長は「新しい工場では新分野の商品開発を進め、調味料メーカーからこだわりのあるオンリーワンの食品メーカーに脱皮する契機としたい」と話している。
同社は1893年3月創業、51年7月設立、資本金は5000万円、グループ年商は54億円、グループ従業員数は196人。関連会社に調味料販売の株式会社くばらコーポレーション、辛子明太子販売の株式会社椒房庵、農業生産法人の有限会社美田、デザイン事務所のプランニングbiosなどがある。
河邉社長は粕屋郡久山町出身。55年4月17日生まれの51歳。福岡大学商学部卒。趣味は絵画。