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20億円かけ鳥栖ICそばに物流施設   東京都のCRE   床面積1万4,000平方メートル


 事業用、投資用など不動産総合サービスの株式会社コマーシャル・アールイー(東京都中央区京橋2丁目、甲斐田啓二社長、以下CRE社)は、総事業費約20億円かけ、佐賀県鳥栖市蔵上町に1万4,000平方メートルの平屋建て物流施設を建設している。
 場所は、九州自動車道「鳥栖」インターチェンジから約5キロメートルの場所に位置し、福岡市内へとつながる鳥栖筑紫野有料道路も近接している。今年3月に、接着剤メーカーのコニシ株式会社(大阪市中央区道修町1丁目、福島功社長)から、2万6,591平方メートルの土地を物流用施設として取得。9月に着工、来年3月の竣工を目指す。現在、テナント入居者を募集しており、物流業を中心に10数社が希望しているという。物流センター「鳥栖インターチェンジ蔵上倉庫(仮称)」は、平屋建てで全テナント型。分割も可能で、面積や仕様、設備、賃貸条件など相談に応じるという。竣工後は、同社が物件を管理するプロパティマネジメント業務を請け負う予定で、テナント入居後や入居前を問わず、建物管理やコスト管理をはじめとする各種コンサルティングも提供していく。  
 CRE社は1980年6月設立。資本金31億8,190万円。従業員数184人。設立以来、倉庫や工場、店舗などの事業系不動産をメーンに展開し、95年に株式を店頭登録(現ジャスダック証券取引所)している。04年11月に株式会社幸洋コーポレーションから、事業用・商業用を意味するコマーシャルと、不動産を意味するアールイー(Real Estateの略)を合わせた現社名に変更。06年3月期売上高は267億1,401万円。