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熊本県山鹿市に8億円かけ複合型書店   久留米市の安徳書店   初年度の売上目標は6億円


 「BOOKSあんとく」を県南地域でチェーン展開する(名)安徳書店(久留米市子頭町、安徳寛社長)は、9月15日、熊本県山鹿市に総事業費8億円かけて複合型書店をオープンする。
 1998年に出店した荒尾店が成功したことで、熊本県の北部地域を出店候補とし、山鹿市が玉名市や菊池市、鹿本郡植木町など広範囲の商圏を狙えることから出店を決めた。熊本県内では荒尾店に続く2店舗目。場所は山鹿市字黒田の県道197号線沿いで、食品スーパー店「ミカエル」隣。建築面積が891平方メートル、述べ床面積1782平方メートルの2階建て店舗。名称は「BOOKSあんとく山鹿店」で6店舗目となる。1階部分は本や文具、雑貨類の販売で、2階はビデオやゲームソフト、CD、DVDなどのレンタルと販売で、アミューズメントコーナーも併設。商品構成は本が15万冊、CD、DVDが1万枚、レンタルビデオが7万本、レンタルCDが2万枚となっている。初年度の売上目標は6億円で。営業時間は午前10時から午後12時までで、スタッフは50~60人、駐車可能台数は140台。
 安徳博行専務は「今回の出店は3年前から計画していた。複合型店舗としての売場面積は県北地域で1番の広さとなる。競合店も少なく、熊本市内に行かなくても十分対応できる品揃えとなっている。地元の芸術や文化などの情報を発信する役目も担っていきたい」と話している。
 同社は1926年創業で、1952年1月設立。資本金830万円、従業員は19人。現在、久留米市の六ツ門、大和、東櫛原、三潴、熊本県の荒尾市で「BOOKSあんとく」を展開。また久留米市津福、大牟田市白川で「ブックオフ」を2店舗経営している。
 安徳社長は久留米市出身、1940年1月21日生まれの66歳。久留米商業高校卒で趣味は旅行。