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水耕栽培野菜の生産・販売事業に参入   西部ガス   来夏から営業開始


 西部ガス株式会社(福岡市博多区千代1丁目、小川弘毅社長)は、グループ新規事業として、無農薬水耕栽培野菜の生産・販売事業に参入する。営業開始予定は来年8月。
 無農薬水耕栽培による野菜の生産・販売事業を通して、食の安心・安全に貢献するもので、北九州市若松区響町の同社北九州工場内の約1万平方メートルに、栽培棟(約5,000平方メートル)と出荷棟・事務所棟(700平方メートル)を設け、レタスやサラダ菜などを水耕栽培する。来年4月には事業運営会社を設立し、同社が事業を進めていく。年間生産量は約150万株、売上高は約2億円を見込んでいる。
 水耕栽培は、土を使わずにハウス内の水槽で、野菜が順調に生育するために理想的な環境をコンピュータ管理する栽培方式。均質な野菜を短期間で育て、年間を通して安定的な生産が可能となる。また、今回は、北九州市の「特区推進事業」により、臨港地区内での構築物建設にかかる規制が緩和されたことで、同工場内での事業が可能となった。