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08年3月までに中古車オークションのFC加盟300店へ   トータルカーサービス   FC事業部を東京に移転


 中古自動車のオークション販売を全国でフランチャイズチェーン(FC)展開する有限会社トータルカーサービス(大野城市筒井1丁目、宮田賢一社長)は、2008年3月までに、全国300店の加盟を目指している。
 現在、加盟店は個人、企業合わせて全国80カ所で展開しているが、関東、関西地区からの加盟ニーズが増えていることから、加盟店をサポートするフランチャイズ事業部を東京に移転し、サポート体制を拡充する。東京事務所は品川区内で物色しており、当面は3人スタートで、現地採用しながら10人体制まで増やしていく。関東地区の加盟数は現在の4倍の160店舗を目指す。
 同社が展開するFCでは、全国88カ所のオークション会場と提携しているため、インターネット上で中古車情報を収集でき、パソコン1台で加盟できるのが特徴。1週間で10万台の情報が収集でき、店舗や在庫が不要なため、価格が通常よりも安く販売できるという。また全国3,000カ所の整備工場と提携しているため、加盟店オーナーは、購入客の車検や故障時にも対応が可能。
 宮田社長は「関東、関西地区の加盟が8割を占めているため、東京に本部を置くことで敏速に対応できる。また今年度内をめどに、株式会社への組織変更、資本金の増資なども計画している」と話している。
 同社は1992年4月創業。2003年に車販売サイト「くるまらぶ」を開設し、ネット上でも販売を開始。また同年にFCを試験的に稼働し、06年7月から全国で本格的に開始した。中古車販売、整備など自社でも手がけている。資本金は300万円、従業員数は6人。
 宮田社長は福岡市出身、1969年11月30日生まれの37歳。90年に西鉄自動車整備専門学校を卒業し、福岡県自動車整備振興会に入社。22歳で独立し、口コミだけで2,000台の中古車を販売。趣味はテニス。