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大牟田テクノパーク内に製造拠点を開設  東京のアスカインデックス    投資額5億円


 中古産業機器販売などを手掛ける株式会社アスカインデックス(東京都千代田区、田中礼右社長)は10月1日付で、大牟田市四箇新町の工業団地「大牟田テクノパーク」内で製造拠点となる新工場を開設する。
 同社はこれまで九州支店(熊本県菊陽町)で中古半導体関連機器の販売を手掛けていたが、今年8月に太陽光発電メーカーが所有していた土地、建物を取得。同月17日に大牟田市と立地協定を結んだもの。
 場所は県道10号線、四箇交差点のそば。名称は「九州テクニカルセンター」。取得した敷地面積は2万1000平方m。同センターは2棟2階建て工場で構成しており、主に中古装置の展示や半導体、産業機械、精密機器などの製造工場(フロア面積5080平方m)と、製造業で使用されるクリーンルームや産業機器の展示場(同1049平方m)となる。投資額は5億円。同センター開設にともない、現地で新たに約30人を雇用する計画。なお、九州支店は同センター内に移転統合する方針。
 同社は「産業世界遺産や炭鉱の町、高専があるなどものづくりの土台がある町と期待している。今後の人的リソースにも期待したい」と話している。
 同社は1995年3月設立。資本金1000万円。売上高14億6000万円(15年9月期連結)。従業員58人(16年8月時)。