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中間期決算は不良債権償却減少で経常益倍増  シティックスカード    営業収益も2けたの伸び


 地場クレジット・シティックスカード株式会社(福岡市中央区西中洲、吹田克幸社長)の07年3月期中間決算は、営業収益が12億6400万円で前年同期比11.7%増、経常利益が1億9,500万円で同109.7%増の大幅な伸びとなった。
 上期はクレジット・キャッシングともに伸び、クレジットの取扱高は11.1%増の73億6,700万円、キャッシングの融資残高は償却後で16%増の58億6,500万円となったことで営業収益が増加した。また不良債権を処理するための償却が、グレーゾーン金利の利息返還請求に充てる分も含めて2億4,400万円に減少したため、経常利益は倍増以上となった。一方で、この償却とは別に利息返還請求に備え1億5,000万円を引当している。
 吹田社長は「通期決算でも、急激な景気低迷がなければ、営業収益で10%ほどの伸びは見込める。今後は貸出金利の低下でキャッシングの収益低下が予想されるため、さらに償却を圧縮して対応することになるだろう。クレジットやカーリースに一層力を入れてカバーしていきたい」と話している。