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4期連続の増収増益  久留米市のアペックス    レンタルDVDの好調で


 福岡県内でレンタルDVD店などを展開する株式会社アペックス(久留米市小頭町4丁目、梶原龍也社長)の10月期決算は、売上高が26億8,400万円で前年比4.2%増、経常利益が1億2,300万円で同45.7%増となり、4期連続の増収増益となった。
 売上高は今年3月にオープンしたリサイクルショップ(春日市)の出店効果に加え、DVDの在庫強化に努めた主力のレンタルDVD店が過去最高の営業利益を記録するなど、既存店も好調に推移したことで増収。また経常利益は、ここ数年利益を圧迫していたレンタル用DVDの仕入れに伴う減価償却費の負担にメドが立ったこともあり、大幅増益となった。
 梶原社長は「レンタル店のDVD在庫率が90%を超えたことで、これまでVHSからDVDへの移行期間に不可欠だった仕入れの2重投資もほぼなくなり、適正な仕入れコストに近づいた」と話している。

 今期は九州地区で5店舗の新規出店へ

 また同社は今期中に、九州地区で新規5店舗の出店を計画している。
 ここ数年は、年1店舗の出店を軸に福岡県内中心の展開を続けてきたが、今後の事業拡大に向け、展開する店舗の多店舗化、および広域化に力を入れる。すでに今期は、1月19日に新業態のゲームセンターを大分市に初出店。今後は同2号店を含め、レンタルビデオ店、インターネットカフェ、カラオケ店のいずれかを、取得する用地規模(敷地面積1,000平方メートル~1,500平方メートル)に応じて出店。今期目標である売上高33億円(前年比23%増)、経常利益1億6,000万円(同30%増)の突破を目指す。
 梶原社長は「どの業態であっても多店舗展開できるよう、しっかりした運営基盤を確立させたい」と話しいる。