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箱崎ふ頭4丁目に県内最大規模の物流倉庫  千葉県のナカノ商会    約30億円かけ3月オープン


 陸海運、倉庫業の株式会社ナカノ商会(千葉県市川市、沼澤宏社長)は、3月1日、福岡市東区箱崎ふ頭4丁目に地上4階建て、延べ床面積約2万5,800平方メートルで県内最大規模となる大型物流倉庫「箱崎埠頭物流センター」をオープンする。投資額は約30億円。
 同社は関東、東北地区を中心に物流倉庫業を展開してきたが、2005年12月に福岡支店を開設し、福岡・九州地区での事業開拓と同物流拠点の開設準備を進めてきた。アジアの国際物流拠点として発展する博多港、そして日本貨物鉄道(JR貨物)の福岡貨物ターミナル駅に近い同所に物流基地を開設することで、事業拡大をねらう。場所は都市高速1号線貝塚JCTの南側、福岡市の「臨海リサイクルプラザ」近く。鉄骨造地上4階建て、1メートルの高床式で、敷地面積1万2,895.52平方メートル、延べ床面積2万5,787.89平方メートル。3.5トン貨物用エレベーター2基、1.5トン垂直搬送機5基、雨天時荷役用屋根13メートル、屋内照度300ルクスなどの設備を備えるほか、床は最新の防塵塗装を施している。すでに、SI全国大手企業と賃貸契約を結ぶなどして、同倉庫で約60%の稼働率が確保できているという。現在、正社員25人ほか、パート・アルバイトの構内作業員を含み70人を現地採用しているが、7月までには100人体制まで拡大していく方針。

 執行役員福岡支店長に高橋浦安支店長が就任

 また、同社の執行役員福岡支店長に、2006年12月21日付で、高橋三樹夫浦安支店長が就任した。
 これは、「箱崎ふ頭物流センター」の本格稼動に先立った営業体制強化の一環。
 高橋支店長は、千葉県笹川町出身、1955年4月5日生まれの51歳。館山海星高校卒。趣味はゴルフ、読書。「この大型物流倉庫を核とした3PL事業を展開し、地域密着の姿勢を重視しながら、福岡の地元企業に貢献していきたい」と話している。
 同社は1988年8月設立、資本金は1億4,000万円、売上高は110億円(2006年度)、従業員数は正社員100人ほか、パート・アルバイト600人。