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米系投資会社と共同で物流センターを建設  玄海キャピタルマネジメント    総工費は約50億円


 九州を中心としたファンドマネジメント事業と、不動産投資銀行業務を展開している株式会社玄海キャピタルマネジメント(福岡市中央区大名2丁目、松尾正俊社長)は、米系投資会社と共同で糟屋郡宇美町に大型物流センターを建設する。総工費は約50億円。
 物流センターの名称は「福岡南物通センター(仮称)」(糟屋郡宇美町井野)で総工費約50億円の約半分を同社で負担する。同センターの敷地面積は約2万平方メートル、延床面積は約4万平方メートル。地上5階建て。大和ハウス工業株式会社が施工し、今年9月に竣工を予定しているという。また、同センターのテナントリーシングは、シービー・リチャードエリス株式会社福岡支店が担当しており、物流会社など約5社の入居を予定している。
 同社では「この物流施設は九州初となる大型マルチフロアー倉庫となる。10トントラックも自走式で最上階まで上がることが可能で、新しいスタイルの物流センターを目指している」と話している。

 東京都の不動産企業に4億円の第3者割当増資

 また、同社は12月27日に、東京都の不動産デベロッパー・株式会社ユニディオコーポレーション(東京都千代田区、河内英聡社長)の第3者割当増資を引き受けた。引受額は4億円。
 同社が運営するファンドは、従来は物件などの不動産への投資を中心としていたが、今回不動産関連企業へ初の投資となる。設立当初から掲げていた「投資先企業との共同開発の推進」を具現化したもの。ユニディオコーポレーションが開発する「ハイパーモールメルクス長崎」(長崎県長崎市岩見町)や、「筑紫野ドリームモール」(福岡県筑紫野市大字原田)などの開発にも参画し、ユニディオのアセットマネジメント業務を担当し、財務アドバイザーも務める。