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07年福岡ビジネス地区の新築ビルは5棟  三鬼商事福岡支店調べ    延べ床3万4,465平方メートルを新規供給


 オフィス専門の不動産賃貸仲介業、三鬼商事株式会社福岡支店(福岡市博多区博多駅前1丁目、白水勝利支店長)によると、2007年の福岡ビジネス地区における新築オフィスビルは5棟で、新規供給量は3万4,465平方メートルに上ることが分かった。
 昨年は新規供給がなかったが、需給改善傾向の継続から今年は5棟が完成する。3月完成予定の「紙与薬院ビル」(延べ床面積1万2,428平方メートル)は募集好調で06年内に全館満室を決めたという。このほか「明治安田渡辺ビル」(同1万1,237平方メートル)をはじめ、大型ビル2棟、中型ビル1棟が完成予定。白水支店長は「今年以降は新規供給が相次ぐため、福岡のオフィスビル市場に活気が戻ってくると期待している」と話している。
 同地区のオフィスビル市場は、04年から需給改善の兆しが見られ、05年8月末に平均空室率が10%を割った。昨年も改善傾向が続き、新規供給が1棟も無かったものの、好条件のリニューアルビルや築年数の浅いビルの空室解消が進んだことから、5月末に空室率が4年8カ月ぶりに9%を割り込んだ。ただ、まとまった面積を確保できる好条件の大型ビルに品薄感が出ていたことから、05年に比べると大型移転の動きが落ち着き、空室解消のペースが鈍化したという。
 なお詳細は表の通り。