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22億円かけ鳥栖アウトレットを増設  チェルシージャパン    30店増え約120店舗に


 アウトレット施設運営のチェルシージャパン株式会社(東京都千代田区、吉村俊秀社長)は、今年12月開業をめどに約22億円をかけて同社運営の佐賀県鳥栖市のアウトレットモール「鳥栖プレミアム・アウトレット」を増設する。着工は4月中旬。
 04年3月に開業し、今回は第2期増設になる。同社広報によれば、「2期増設はオープン当初から予定していたもの。機が熟したと判断し今回の計画になった」という。増設する場所は施設南側の「第5駐車場」で、平屋建てで店舗面積約5,050平方メートルの新棟を建設。約30店舗(物販のみ)の新規テナントが入居する予定で、「鳥栖はカジュアル系が強い傾向にあるので、そういったニーズに合うブランドを誘致していきたい」(同社広報)としている。増設後は施設全体で店舗面積約2万3,500平方メートル、店舗数約120店舗になる。面積、店舗数ともに約3割増えることになるが、売上高や来場者数も今回の増設と同規模である約3割以上の伸びを目指す考え。「鳥栖プレミアム・アウトレット」は04年3月に国内外のブランドを中心に合計94店舗で開業。敷地面積約13万4,200平方メートルで、現在は物販88店、飲食5店の合計93店舗が入居している。入場者数は開業初年度で約360万人、その後も年間約300万人で推移している。同社は、米アウトレット専業デベロッパーのチェルシープロパティグループ、三菱地所株式会社、双日株式会社の3社合弁会社で、国内では「御殿場」、「りんくう」、「佐野」、「土岐」、「鳥栖」の5つのアウトレットモールを運営している。