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福岡市に無料情報誌発行の新会社設立  神奈川県のぱど    佐賀市福博印刷と合弁で


 無料情報誌発行の株式会社ぱど(神奈川県横浜市、倉橋泰社長)は、3月1日、福岡市に福博印刷株式会社(佐賀県佐賀市、原健三社長)と情報誌発行の合弁会社を設立する。資本金は9,000万円で、代表取締役会長に小泉一郎株式会社ぱど取締役、代表取締役社長に中田茂株式会社ぱど事業部長が就任する。
 07年3月期から掲げている全国拡大戦略の一環。早期の九州全域展開や、ウェブ媒体での展開を計画中の同社と、印刷業において九州で広く営業網を持ち、ウェブサイトの運営などを新規事業で積極展開している福博印刷の方向性が一致した。所在地は未定だが、福岡市内で選定中。従業員は約20人を新規雇用する。計画では、今年7月上旬までに家庭版情報誌を福岡市内で約20~25万部発行し、主婦を対象に各世帯に無料配布する。また、25歳から35歳のOL向けに駅などのラックに設置する「ぱどタウンマガジン」の発行や、ウェブサイト版情報誌「ぱどタウン」、モバイル版「ぱどMO」を展開していく予定。
 同社広報担当者は「役員体制など詳細は検討中。今月末には決まる」としている。
 ぱどは87年8月設立、資本金5億1,238万円、従業員数376人、売上高は95億5,000万円(06年3月)。家庭版情報誌「ぱど」を仙台から広島までの全国200地域で約1,100万部発行しており、01年ナスダックジャパン市場に上場。
 福博印刷は48年9月設立、資本金5,000万円、従業員数212人、売上高は42億6,500万円。