NEWS

  • 地域

南九州コカ・コーラボトリングと資本業務提携  コカ・コーラウエストホールディングス    株式の20%を取得


 コカ・コーラウエストジャパン株式会社と近畿コカ・コーラボトリング株式会社の持株会社、コカ・コーラウエストホールディングス株式会社(=CCWH社、福岡市東区箱崎7丁目、木吉紀雄CEO)は、2月24日付で南九州コカ・コーラボトリング株式会社(=南九州社、熊本市、本坊幸吉社長)と資本業務提携に関して基本合意した。3月上旬に資本業務提携契約を締結し、4月上旬にCCWH社が南九州社の発行株式総数の約20%を取得する。
 CCWH社は、昨年7月のコカ・コーラウエストジャパンと近畿コカ・コーラボトリングとの経営統合による発足以来、近畿地域から北部九州地域にわたる西日本エリアをカバーする飲料メーカーとしてコカ・コーラシステムの変革をリードしてきた。一方、南九州社は南九州地域を営業エリアに地域密着の営業展開を図ってきた。そして、両社は、隣接するコカ・コーラボトラーとして、マーケティング活動を中心に協働関係を構築してきた。消費者ニーズの多様化、流通チャネルの変化、販売競争の激化といった清涼飲料市場を取り巻く環境が激変する中、さらなる協働のあり方に関して検討を進めた結果、資本および業務提携を通じて互いの競争力強化を目指す。
 今回の資本業務提携により、両社は「商品・プロモーション立案・開発」「調達」「製造」「物流」「販売」「アフターサービス」「会計・IT」などの各面において拡大・効率化を図るとともに、両社のスケールメリットの拡充を目指す。提携後は、相互理解の促進と深化を目的に相互に取締役を1人ずつ派遣する。また、今回の株式取得により、南九州社はCCWH社の持分法適用関連会社となる。
 両社では「西日本および九州一体のマーケティング活動に積極的に取り組んでいく」と話している。
 CCWH社は1960年12月設立、資本金は152億3,100万円、連結売上高は3,278億2,100万円(2006年12月期)、従業員数は268人。
 南九州社は1962年8月設立、資本金は9億7,400万円、連結売上高は908億8,700万円(同)、従業員数は1,935人。