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4月27日にホテルレオパレス博多オープン  レオパレス21    九州初進出、11階建て・全120室


 株式会社レオパレス21(東京都中野区、北川芳輝社長)が博多区博多駅東2丁目に建設している「ホテルレオパレス博多」が、4月27日にオープンする。
 同社のホテル事業「レオパレスホテルズ」は全国に「ホテルレオパレス」を展開しており、今回が8カ所目。九州では初めてとなる。土地、建物とも自社所有となる。場所は、同町、ヨドバシカメラ向かい。建物は地上11階・地下1階建てで、敷地面積約1,450平方メートル、延べ床面積約1万200平方メートル。1階がフロント・ロビー、洋食レストラン、2階が和食レストラン、3階が約225平方メートルのイベントホール(約140人収容)と約30平方メートルの会議室、4階がオフィススペース、5階から11階が客室でスタンダード(シングル)58室、ツイン51室、デラックスツイン8室、スイート2室、ユニバーサル1室の合計120室。地下1階は駐車場。また、1、2階には「レオパレスセンター」や同社福岡支店など自社拠点も入居予定。「シティホテルともビジネスホテルとも違う」(同社担当)ということをコンセプトにしており、全室広めの客室で、スタンダードルーム(1泊1人1万2,000円)が19~21平方メートル、ツイン(同1万3,000円)が22~28平方メートル、デラックスツイン(同2万4,000円)が40~42平方メートルとなっている。そのほか、スイートは51平方メートルと82平方メートルの2タイプ。インターネット常時接続やデジタルレンタルビデオ(1日4タイトルまで無料)、磁気イオン水使用などが特徴で、「非日常的空間よりも、あえて自分の家にいる感覚を持ってもらえるようにした」(同社広報)という。客層は、ビジネス需要と観光需要を半々の割合でターゲットにし、初年度で稼働率70%を目指す。
 同所の土地は約3年前に取得したという。同社広報は、今回のホテル建設は「九州における拠点づくり、ブランド力向上が狙い」としながらも、九州新幹線全線開通や2011年春に向けて開発が進む新博多駅ビルについて「個人的には、良い効果が出てくるのではないか。筑紫口の開発、整備に期待している。当ホテルも地域の活性化の一躍を担いたい」と話している。
 同社は1973年設立、資本金は556億4,066万円。従業員は6,700人(06年4月1日)。06年3月期の連結売上高は4,653億円。