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19億円かけた新造フェリーが完成     九州郵船    4月1日から唐津~壱岐を就航 


 旅客定期船運航、郵便事業の九州郵船株式会社(福岡市博多区神屋町、竹永健二郎社長)が、約19億円をかけて建造していた新造フェリーが3月8日に完成した。
 今春就航の新航路に合わせて、老朽化した既存フェリーの代替船として建造していたもの。約2週間の試験運航を経て、4月1日から呼子~壱岐間に替わり、印通寺(壱岐)~唐津間を就航する。総トン数は984tで、全長75.3m、全幅13.4m。速力は17ノットで、旅客定員は350人。積載台数は、普通乗用車で46台。バリアフリー適用船として、エレベーター1基、多目的トイレ、バリアフリー席、車椅子スペースを備えている。また、安全性、操作性、快適性の向上のため、コンピューター制御で横揺れを補正するフィンスタビライザーなどの最新機器を搭載している。船名は唐津市民の公募で決まった「エメラルド からつ」で、白い船体の緑のラインをイメージしている。唐津市では「海の玄関口」として唐津港の再整備を進めており、新造フェリーは唐津東港地区に完成したフェリーふ頭を活用する。同社では、就航前に唐津市と壱岐市で関係者を招いた就航披露式を開く。