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東京渋谷に「K・SWISS」の旗艦店  ムーンスター    3月31日オープン


 各種履物製造・販売の株式会社ムーンスター(久留米市白山町、本村郁社長)は、3月31日、東京都渋谷区神宮前3丁目にライセンスブランド「K・SWISS」の靴店をオープンする。同ブランドの国内旗艦店となる。
 ファッション感度の高い若者の街・原宿を拠点に、商品販売、イベント活動を通じて、10~30代に対してブランドの認知拡大を図り、ブランドコンセプトを訴求する。場所は、竹下交差点東側、「エクセレント神宮前」の向かい。店舗面積は104平方メートル。1階が店舗で、2階はショールームになる。商品は、靴のほかにもTシャツやキャップ、バッグ、時計なども販売する。店舗名は「K・SWISSフラグシップショップ原宿」。営業時間は午前11時~午後8時まで。定休日は不定休。初年度売り上げは7,000万円を目指している。
 同社は、2004年7月から同ブランドの国内販売を開始し、全国のスニーカーショップ、靴専門店、スポーツ店などで展開。初年度で24万足、次年度は30万足の販売数を達成するなど、同社のライセンスブランドの中でも好調なブランドとして力を入れている。 

 九産大芸術学部卒業制作に技術支援

 また、同社は、昨年7月~今年3月6日まで、九州産業大学芸術学部デザイン学科の卒業制作への技術指導、製作支援を実施した。
 同社と同大学が、お互いの特長を提供し合うことで、それぞれのメリットを生み出すことが狙い。制作支援したのは、団塊世代のライフスタイルから6スタイルを想定し、それぞれのイメージをデザイン化した作品。同社の若手パタンナーが、デザインコンセプトの区分やデザイン画にアドバスするなど設計を支援。また、学生が描いたデザインを靴に仕上げる、実製作を担当した。制作支援にあたり、人材育成・能力開発の専門部署「月星大学院」で、靴に対する知識を深めてもらう「シューズマスターコース」を開催。靴のデザインや種類だけでなく、歴史や製法、企画・開発・製造工程のプロセスといった内容の講義、実習を実施した。
 同社では「当社が全面的に先導する形だが、当社の担当者も学生の様々なインテリジェンスに触れて大きな刺激を受けるメリットがある」と話している。