NEWS

  • 地域

豪の子会社に27億円追加出資  三井松島産業    炭鉱操業の孫会社増資


 産業資材卸売、不動産開発分譲賃貸業の三井松島産業株式会社(福岡市中央区大手門1丁目、米澤祥一郎社長)は、3月19日、100%子会社で石炭関連海外子会社を統括管理する三井松島インターナショナル社(豪)に対し約27億円を追加出資した。
 孫会社である三井松島オーストラリア社の増資を引き受けたもの。三井松島オーストラリア社と世界大手の資源会社Xstrata社が共同で操業する豪州リデル炭鉱の設備投資計画に合わせ、三井松島インターナショナルが出資していく。豪州リデル炭鉱は09年度末の完成に向け、約81億円を投じ石炭を生産する選炭工場の立て替えなどを実施し、生産能力を現在の年産400万トンから750万トンに増強する。
 同社では「増資に伴う今年度の連結業績への影響はない」と話している。
 同社は1913年1月設立。資本金48億2,468万3,157万円。出先に東京支社がある。従業員は55人。07年3月期では売上高が580億円の同2%増、経常利益が14億円の0.5%減を見込んでいる。