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渡辺通りに13階建てホテルオープン 　アールエヌティーホテルズ　　　 リッチモンドホテル福岡天神

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　ビジネス客向けの「ロイネットホテル」を展開するロイヤルグループのホテル事業会社・アールエヌティーホテルズ株式会社（東京都、前原和洋社長）は、4月12日、福岡市中央区渡辺通4丁目に13階建ての「リッチモンドホテル福岡天神」をオープンした。
　九州で5店目、福岡では博多駅中央街の「ロイネットホテル博多駅前」に次ぐ2店目になる。場所は同町、渡辺通り沿いで「ジークス天神」の南側。同所はロイヤルグループの筆頭株主でグループ創業者の故・江頭匡一氏が設立したキルロイ興産株式会社の所有地で、レストラン「ロイヤルホスト」店跡。ホテルは全250室で、敷地面積は1,156平方メートル、延べ床面積は7,396平方メートル。「リッチモンドホテル」は、同社が展開するホテルの新ブランドで、今回が東京・目白の店舗に次ぐ2店目になる。シティホテルとビジネスホテルの中間という位置付けで、既存の「ロイネットホテル」より客室、フロントレベル、価格帯などで質を高めているという。モデレート（シングル）約18平方メートル、ツイン約27.2～30平方メートルなど全室広めの客室が特徴。また、女性が利用しやすいホテルを目指し、各フロアにレディスルームを1室ずつ設けるほか、11階にレディス専用のランドリーコーナーを設置している。料金はモデレートルーム（142室）が1人利用で1万3,000円、2人利用で1万7,000円、ツイン（47室）が2万3,000～2万8,000円、レディスルーム（12室）が1万3500円などとなっている。また、同社は法人、個人向けに会員制度を設けており、会員は、それぞれ正規料金の63～67％程度の料金で宿泊できる。同社担当者は「天神という立地を意識している。平日はビジネス客、土日祝日は近県からの観光客や家族連れがターゲット」としている。初年度で稼働率83％を目指す。
　同社は、2004年4月設立、資本金は1億円。06年12月期の売上高は75億7,000万円、営業利益は13億5,900万円。全国に16店舗を展開し、今年は福岡天神店を含め「リッチモンドホテル」ブランドを中心に5店舗の新規出店を予定している。08年度も6店舗を新規出店する予定で、今後年間3、4店舗ずつ出店し全国で50店体制を目指すという。