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韓国最大手旅行会社と業務提携  JTB九州    国内パッケージを韓国人に提供


 旅行業の株式会社JTB九州(福岡市中央区長浜1丁目、水嶋修三社長)は、4月10日、韓国最大手旅行会社株式会社ハナツアー(韓国・ソウル市、朴相煥社長)と業務提携した。
 これは、九州、韓国間の観光需要拡大を目的に提携を結んだもので、海外企業との提携はJTBグループ内でも初の試み。今後、共同企画観光商品の開発や相互交流を促進し、双方で観光客増加を目指す。提携第一弾事業として、同日、同社の「エースJTB・マイプラン九州」を活用した韓国人向け個人型商品の販売を開始。同社が毎日5ルートで運航している九州内の観光地を結ぶ観光周遊バス「JTBライナー」と宿泊在庫を活用し、2人以上催行の個人旅行を提供する。日本人観光客と混乗のツアーとなるため、福岡空港内に専用のツアーデスクを設置し、バス車内での、トラブルや問い合わせに対応した韓国語専用コールセンターを同社内に設置し、韓国人観光客をサポートする。商品の内容は、九州の人気温泉地、観光地を巡る2泊3日から4泊5日のツアーが中心。平均価格は10万円から13万円。
 水嶋社長は「日本人向けのパッケージ商品を外国人向けに提供するのはこれまで例がなかった。九州の本当の良さを知ってもらえる質の高いツアーを提供していきたい」と話している。
 株式会社ハナツアーは、1993年11月設立、資本金5億2,000万円。売上高は1,663億円。全世界1万4,000種の旅行商品を韓国内5,000カ所の提携企業やインターネットを通じて販売。韓国内に27カ所、海外21カ所、グループ会社13社を持ち、海外旅行及び航空券販売実績は国内トップ。