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中国北京科技大学と砂漠緑化の共同研究  ケミテック    5月中旬に学術提携


 生ごみ処理機製造販売の株式会社ケミテック(筑紫野市上古賀3丁目、山岡守社長)は、5月中旬をめどに、中国の北京科技大学と砂漠緑化の共同研究をスタートする。
 これは、北京市内の生ごみ処理機の大型プラント建設や、処理過程で発生する残渣物を土壌改良材として二次的に利用し、砂漠化が進む中国内陸部の緑化に活かす環境対策に取り組むもの。今回、工業技術センターの紹介で北京科技大学環境工学部の 汪群慧教授が同社の研究所を視察し、提携が実現した。同社では、昨年11月、中国第2位の大手建設会社と販売委託提携し、12月から上海で生ごみ処理機を販売している。処理機は1,000人が排出する量に相当する5,00kgの生ごみを24時間で水蒸気と二酸化炭素に分解し、堆肥する処理能力を持っている。
 山岡社長は「中国は、オリンピックや万博を控えており、環境問題への取り組みが迫られている。環境工学に力を注ぐ北京科技大学と提携することで、循環型社会の実現に向け新たな技術の開発していきたい」と話している。