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年内に熊本県でセルフ式スタンド3店出店  平川燃料    総事業費は約3億7,000万円


 筑後地区および熊本県などでガソリンスタンド10店舗を展開する株式会社平川燃料(大牟田市草木、平川一幸社長)は、12月までに、熊本県にセルフ式スタンドを3店オープンする。
 石油製品の輸入自由化や事業者の新規参入規制の緩和など、業界内の競争が激化していることから、セルフ式での出店へ切り替え、人件費削減とともに、洗車など他のサービスに注力し、業務効率化を図る。出店場所は、熊本県荒尾市に2店、同山鹿市に1店で、土地代を除く総事業費は3店合わせて約3億7,000万円。
 5月には、熊本県荒尾市国道208号線沿い「本村」交差点西側に敷地面積1,500平方メートルの「セルフ荒尾SS」をオープン。今後、6月末に、同山鹿市山鹿字嶋の本に敷地面積800平方メートルの「セルフ山鹿SS」、12月初旬には、同荒尾市緑ヶ丘、三井グリーンランド近くに敷地面積800平方メートルの「セルフグリーンランドSS(仮称)」をオープンする。いずれも、同時2台給油可能の給油用セルフ計量器4基、灯油用計量器1基、整備室、泡ムートン手洗い洗車室2台、吹き上げスペース8台、連続洗車機1台を設備している。1日の平均利用台数は1000台。スタッフ数は2人体制。

 荒尾市のセルフ式スタンド内にFC店3社募集 

  また、同社は「セルフ荒尾SS」内のテナントスペースで、FC式飲食店の入居者を3社募集している。
 「セルフ荒尾SS」では、女性や子連れでも入りやすい店舗づくりを目指しており、利便性が良く、認知度が高い飲食店を併設し「多目的スタンド」として集客を狙う。テナントスペースは750平方メートルで、1社あたり250平方メートル。着工はテナント3社が決まり次第開始する。
 平川社長は「価格競争が避けられない業界の中、サービスや店舗をさらに充実させることで、他社との差別化を図りたい」と話している。
 同社は1962年12月設立、資本金1,000万円、従業員数118人。06年7月期売上高は50億2700万円。
 平川社長は柳川市出身。1958年2月21日生まれの49歳。福岡大学経済学部卒。趣味はゴルフ。