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45億円かけ中洲に12階建てビジネスホテル  シノケン    09年夏開業を目指す


 賃貸住宅販売、不動産賃貸管理、ファイナンス事業の株式会社シノケン(福岡市博多区博多駅南1丁目、篠原英明社長)は、このほど同市博多区中洲に総事業費45億円をかけ12階建て高級ビジネスホテルを建設する計画を明らかにした。開業は2009年夏の予定。
 同社はこれまで賃貸住宅販売、不動産賃貸管理事業を柱に展開してきたが、新たな事業領域を開拓することで経営基盤の強化および経営資源の有効活用を図るもの。客室数はシングル110室から200室程度になる見込み。1室の面積は約25平方メートルで宿泊料金は1万2,000円から1万5,000円を設定し、主に会社役員や高所得者向けビジネスホテルとして展開する方針。完成後は同物件を証券化する計画もあるが、ホテル運営は同社が担当する計画。
 同社では「ホテル事業に参入することで、新たなオペレーション業務に携わることができる。今後、ホテル関連事業のノウハウを蓄積して新たな事業の柱として確立させていきたい」と話している。
 同社は1990年6月に設立。資本金は19億2,215万円、従業員は184人(グループ)。07年3月期の売上高は196億1,500万円(同)。