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宇美町の工業団地に工場用地を取得  イフジ産業    5年以内に新工場稼働目指す


 粕屋郡粕屋町の業務用液卵メーカー・イフジ産業株式会社(藤井徳夫社長)は、4月末に2億7,000万円をかけ同郡宇美町に新工場建設用地を取得した。
 場所は市街地西部に位置する同町井野の工業団地内。敷地面積は約9,900平方メートル。同社では本社工場が築30年以上になることから隣接地に新工場の建設を計画していたが、近隣にマンションなどの住宅が密集してきたため、将来の新工場用地として取得した。工場の規模や建設時期などの詳細は未定だが、最新設備を導入して現工場の1.5倍の年間1万5,000tの生産能力を持つ工場を目指す。 また、新工場建設に伴い、本社工場の用地は売却するが、隣接する本社ビルは残す方針。
 仁田坂功常務は「あくまでも業績の動向次第だか、5年以内に稼働したい」と話している。
 同社は1972年10月設立の独立系液卵メーカーの国内最大手。資本金は4億5,500万円で、従業員は88人(05年3月末現在)。07年3月期決算は、売上高が92億6,900万円で前期比4.3%増、経常利益は7,500万円で同54.4%減。本社工場のほかに茨城、愛知、京都に工場を持ち、年間合計約4万tを生産している。