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地元アンケートもとに日本酒開発  大稲物産    年内完売目指す


 タクシー事業、不動産賃貸などを展開する大稲グループの株式会社大稲物産(福岡市中央区大手門1丁目、稲員栄一郎社長)は、7月1日、同社が運営する「だいとう酒店」(同市同区薬院2丁目)で、初の自社製日本酒の販売を始めた。
 昨年10月、だいとう酒店をリニューアルした際に周辺の住民に実施したアンケートをもとに商品化したもの。初回出荷本数は3,000本で、年内の完売を目指す。商品名は「薬院浄水通り」。誰でも飲める日本酒をコンセプトに、ビールや焼酎ファンにも楽しめる日本酒にしようと、0.1度単位で温度管理をすることで、醗酵を抑えた13度に仕上げた。価格は720ミリリットルで2,100円、500ミリリットルで1,680円。だいとう酒店での店頭販売に加え、飲食事業者への売り込みも展開していくという。
 同社では「売れ行きによっては関東地方での商品開発も視野に入れている」としている。

 自社開発のショーツを8月から販売

 また、同社が経営する女性下着専門店「マイコレクション」(同区薬院2丁目)では8月から、自社開発したショーツを販売する。
 だいとう酒店と同じく、同店も昨年10月にリニューアルしており、その際、主力商品に定めた補正ブラジャーに見合うショーツの開発を計画。販売する補正ブラの各下着メーカーの許可を得て、開発に踏み切った。顧客の声から、素材にはすべて綿を用いているのが特徴。価格は2,800円から。当初は6色のショート、ミドルサイズの販売からはじめ、段階的に色、サイズは充実させていく。新商品効果などで、リニューアル初年度の売上高は前年度比約2倍の3,500万円を目指す。
 同社は「酒、下着ともに当社が直接経営に携わるのは初めてなので未知数の部分が大きいが、できるだけ早期に結果を出したい」と話している。