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中国上海市に居酒屋出店  アペックスフーズ    オープンは10月下旬を予定


 ラーメン店「龍の家(たつのや)」を経営する株式会社アペックスフーズ(久留米市小頭町4丁目、梶原龍太社長)は、10月下旬、約4,000万円をかけ、中国上海市内に居酒屋を出店する。中国への出店は初めて。
 新規事業の一環として、経済発展が著しい中国上海地区に居住する日本人を対象に新たな需要開拓を図るのが目的。場所は、上海市中心部から4キロメートル西に位置し、周辺に日本料理店がひしめく古北(グーペ)地区虹梅路(ホンメイルー)の一角で、すでに現地の3階建てビル一棟を今春から賃借。3フロア合わせた延べ床面積は約200平方mで、総席数は68席を予定している。今後は8月下旬から、現地に2人の調理スタッフを派遣し、ホールスタッフの募集を開始するほか、9月中旬には同社100%出資の現地法人「栄龍上海餐飲有限公司」(仮称)を設立するなど開店準備が本格化。メニュー構成や品目数は未定だが、家庭料理を意識した独自の創作和食を中心に提供していくという。初年度の売り上げ目標は約1億円。
 梶原社長は「新業態店、中国進出と全てが初づくし。現地で吸収した居酒屋の運営ノウハウ、中国の文化、国民性などを今後の展開に生かしていきたい」と話している。