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中国北京市にカフェを初出店  ロイヤルHD    初年度売上目標は8,400万円


 ロイヤルホールディングス株式会社(福岡市博多区那珂3丁目、今井明夫社長)は、8月8日、中国北京市朝陽区に「ロイヤル カフェクロワッサン北京SOHO尚都店」を出店した。中国は初進出。
 場所は北京中心部に位置し、マンションやオフィス、ショップなどが入居する複合物件「西塔」の地下1階部分。店舗面積は231平方mで客席数は100席。同社のカフェ業態同様、焼きたてクロワッサンなどをヨーロピアンカフェスタイルで提供する。初年度の売上目標は8,400万円。運営するのは、同社100%出資の現地法人として、今年1月10日に設立した「北京楽雅餐飲管理有限公司」(北京市朝陽区東三環中路、石偉社長)。同社は今後も積極的な出店を進め、成長著しい中国での新たな市場開拓を図る。

 中間決算は3年ぶりの増収増益に

 同社の6月期中間連結決算は、売上高が589億7,100万円で前年同期比11.0%増、経常利益が19億4,700万円の同10.2%増で、3年ぶりの増収増益となった。
 事業別売上高でみると、基幹である「ロイヤルホスト」などの外食事業が、各地域での独自性を生かした業態転換や改装を実施したことや、M&Aによる事業基盤拡大が奏効し、485億7,700万円で同11.2%増。また食品事業もコンビニエンスストアやグループ外の飲食チェーン向け出荷の好調により、33億7,200万円で同8.4%増だった。このほかでは、機内食事業が、一部で機内食搭載路線の運休があったものの、新規就航路線での受注獲得などが貢献し、30億4,800万円で同4.4%増。ホテル事業も既存施設の集客増と新規開業効果で39億7,400万の同16.9%増となった。
 経常利益は、これらの増収基調に加え、経費削減をはじめとする経営効率化に積極的に取り組んだことで、3年ぶりの増益となった。通期は売上高が1,280億円(同10.2%増)、経常利益が55億円(同20.5%増)を見込んでいる。