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県有施設の命名権を公募  福岡県    アクシオンと文化センター


 福岡県は、県有施設のネーミングライツ(命名権)のスポンサー公募を開始した。
 福岡県としては初の取り組み。県財源の確保の手段として県議会で検討してきたもの。昨年2月に実施したネーミングライツの導入を問うアンケートで企業側が好反応を示したことから、公募が実現した。命名権の対象となる施設は、福岡県立スポーツ科学情報センター及び福岡県立総合プール(博多区東平尾公園2丁目、通称アクシオン福岡)と、福岡県立ももち文化センター(福岡市早良区)。命名権取得のメリットについて、施設の看板やパンフレットの表記は刷新されるほか、マスコミへの発表など、県が新名称の普及を支援する。価格は年額2,000万円を目安とし、募集期間は10月末まで。提示価格、新名称の目的などを踏まえ、命名企業を選定する。新名称の発表及び施設看板などの工事は、今年度末までに完了する予定。
 福岡県総務部管財課は「初の取り組みなので注目度も高いだろう。アンケートで興味を示した企業などには、積極的に呼びかけていく」と話している。アクシオン福岡は年間利用者数55万人。01年の世界水泳の会場になったなどの実績を持つ。ももち文化センターは年間利用者数33万人。大ホールでコンサート、講座などのイベントを催している。