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富山など全国4漁協と連携し海産物通販   第一交通産業    来春別会社化目指す


 第一交通産業株式会社(北九州市小倉北区馬借2丁目、田中亮一郎社長)は、富山県漁連など全国4か所の漁協などと連携し、海産物加工品の通信販売を始めた。
 全国漁業協同組合連合会と連携して通信販売事業の強化を図るもので、第一弾として長崎、大分、富山、三陸地方の全国4つの漁協などと連携。イカや白エビの加工品や煮魚、練り製品など、各地の水産加工品を使った5つのギフト商品を考案して販売を始めた。お歳暮シーズンに合わせて、近く十数品目に増やす計画で、今後はネットワークを広げると同時にギフト以外の鮮魚の取り扱いも目指す。また、各地の自治体や地元商工会と組んで地域の特産物づくりを進め、通信販売商品の拡充を図る方針。その一方で、各地の朝市などを観光ルートとして開拓し、タクシー事業との相乗効果を図る。
 同社は04年からタクシー運転手が推奨する地域特産品などの通信事業を開始。「逸品倶楽部」の名称で、車内に商品カタログを置いたり、インターネットを通じて展開を広げてきた。06年度の売上高は、約1億2,000万円。今年11月には健康食品の取り扱いも始め、将来的には化粧品も手がける計画で、「来年4月頃には別会社にして、将来は商事会社を目指したい」(田中社長)と話している。