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渡辺通2丁目に13階建てテナントビル  電気ビル    総工費60億円、来年5月完成


 九州電力株式会社グループで不動産管理の株式会社電気ビル(福岡市中央区渡辺通2丁目、岡本克己社長)は、総工費60億円をかけて同町に地下1階、地上13階建てテナントビル「北ビル(仮称)」を建設している。完成は08年5月。
 これは九州電力株式会社が進めている本店所在地を段階的にビジネスゾーンとして再開発する「渡辺通2丁目開発計画」(仮称)の第一段階。場所は、「電気ビル新館」北側で、建築面積は1,906平方m。延べ床面積は2万4,558平方m。地下1階から地上2階までが商業フロア(1,710平方m)で、3階以上がオフィスフロア(1万3,320平方m)となる。商業フロアのテナントは、地下1階に飲食店、1階にはコンビニエンスストア、カフェ、2階に飲食店、クリニック、託児所が入居する。計画では北ビル完成後に電気ビル別館の建て替えを予定しているため、北ビルのテナントの約半数は現在別館に入居しているテナントの移転で、完成時から全室満室稼働するという。また、地下1階には、広場や地下鉄七隈線渡辺通駅や隣接する電気ビル群に直結する地下通路を設ける。「環境共生ビル」をうたい、氷蓄熱式ヒートポンプシステム、自動調光設備、エコボイドを利用した自然換気システム、屋上緑化や熱負荷低減のための高遮熱複層ガラスなどを取り入れていることが特徴。
 同社は1951年7月26日設立、資本金は4億9,500万円。売上高は114億7,724万円。(06年3月)。