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篠栗町に新物流センターオープン  西鉄ストア    4カ所を集約、ヤマエ久野に一括委託


 西日本鉄道株式会社の子会社でスーパーマーケット運営の株式会社西鉄ストア(福岡市中央区大名1丁目、室園正雄社長)は、10月22日、糟屋郡篠栗町に物流センターをオープンした。運営はヤマエ久野に委託した。
 名称は「西鉄ストア篠栗物流センター」。ドライ食品センター(箱崎ふ頭)、日配品センター(鳥栖・博多区板付)、衣料センター(博多区榎田)の計4カ所に分散委託していた物流センターを1カ所に集約することで、店舗運営の効率化を図った。生鮮センター(古賀)・水産センター(中央区那の津)・青果センター(古賀)はこれまで通り委託する。場所は九州自動車道・福岡ICから西へ約3kmの篠栗町の丘陸地で、約4万3,000平方mの敷地に平屋建て、延べ床面積約1万3,000平方mの建物を建設。同社では05年の12月に物流業者7社によるコンペを実施し、面積や設備機器、事業拡大のためのキャパシティなどの条件に合致したヤマエ久野に決定。用地の確保から建物の企画、センターの運営・管理、配送までの物流業務全般を一括してヤマエ久野に委託した。土地と建物はヤマエ久野が所有する。
 これまで、各センターで併せて1日50~60台のトラックを運行していたが、1カ所に集約化することで各商品の配送時間の相違を利用し1日約30台の使用に留めることができる(1台あたりの便数が増加)。
 倉林幹雄取締役販売部長は、「店舗運営の効率化と省略化が狙い。店舗の在庫管理を最小限にすることでパートさんの作業負担を軽減できる。今後も、鮮度や品質管理などをより良くしていきたい」と話している。
 西鉄ストアは1969年6月設立・創業。資本金は4億2,000万円、従業員は3,000人、売上高は約500億円。