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来春、小・中学生リーダー育成塾開校  麻生塾    地場企業らと「バッカーズ九州寺小屋」設立


 麻生情報ビジネス専門学校や麻生医療福祉専門学校など、県内11校の専門学校を運営する学校法人・麻生塾(福岡市博多区博多駅南2丁目、麻生泰理事長)は、来年4月に地場企業などで構成する任意団体「バッカーズ九州寺子屋」(仮称)を設立し、九州在住の小・中学生を対象としたリーダー教育支援活動を始める。
 これは九州在住の10歳から15歳の少年少女を対象に、実社会が成立する仕組みや自然教育など、より具体的な教育プログラムやクオリティの高い教育環境を提供することで、「将来の日本を支える人材、リーダー資質を育成する」(麻生理事長)目的で設立するもの。「バッカーズ九州寺子屋」は塾生20人で構成し、自然体験活動や読書、漢籍の素読、ディスカッション、文章作成、礼儀作法などの通常研修、企業訪問・見学、美術館研修、30km強歩、国際理解・国際交流など6教育プログラム、26講座を1年間かけて実施する計画。 
 2005年に社会貢献事業の任意団体「バッカーズ・ファンデーション」(東京都港区、飯田亮会長:セコム株式会社取締役最高顧問)が、東京で「バッカーズ寺子屋」事業をスタートしており、麻生理事長は同事業運営の教育事業委員会を兼務している。今後、麻生塾研修センター(同市早良区百道浜2丁目)内に「バッカーズ九州寺子屋事務局」を開設。来年4月中旬に入塾説明会を開催し、5月上旬に書類選考、同下旬の面接、6月上旬の最終合格通知を経て7月1日に入塾式を行う。現在、同支援活動の経営者会員を募集しており、初年度は会員企業20社から600万円の協賛金とバッカーズ・ファンデーションからの支援金100万円、第一期塾生から年会費120万円の計820万円で運営する方針。
 麻生理事長は「東京で活動する寺子屋支援活動のノウハウを活用し、九州独自の運営ノウハウ確立とそれに伴うリーダーシップを備えた人材育成に力を入れていきたい」と話している。