NEWS

  • 地域

今期売上高は15%増の8億円見込む  野菜生産販売の太郎グループ    販売単価上昇で


 葉物野菜を販売する有限会社太郎(久留米市北野町、大坪政輝社長)を中心とする生産法人・太郎グループは、来年5月期、前期比約15%増となる8億円の売上高を見込んでいる。
 11農家で組織する同グループがねぎ、水菜、小松菜、ほうれん草などの葉物野菜をハウスで生産、有限会社太郎が全国の市場を通じての販売を担当している。前期は野菜全般で単価が低迷していたが、今年7月頃から上昇を始め、秋口以降は、台風がなかったことや、9月の高温による露地ものの不作、東北地方での多雨などの条件が重なって葉物野菜の価格が高騰、今期は大幅な増収を見込んでいるもの。
 大坪社長は「この秋からは東峰村の標高500メートルの場所にハウスを設置してパプリカなどの高原野菜栽培にも着手した。3年前から取り組んでいるインゲン、ししとうなどの恒温性作物と併せ、売り上げ拡大につなげたい」と話している。
 有限会社太郎は02年1月設立、資本金は1,000万円、従業員数7人、07年5月の売上高は7億円。太郎グループの作付面積は約18ha。
 大坪社長は1950年6月3日生まれの57歳、久留米市出身、柳川高校卒業、趣味はゴルフ。