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13億円かけ鹿児島のホテルを増築  JR九州都市開発    客室は自社最大の281室に


 九州旅客鉄道株式会社の子会社でホテル運営のジェイアール九州都市開発株式会社(福岡市博多駅東1丁目、尾形光男社長)は来秋、総事業費13億円をかけてJR鹿児島中央駅西口で運営する「JRホテル鹿児島」を増築する。北側隣接地に8階建て新棟(客室数143室)を建設するもので、客室総数は281室となり、同社最大規模のホテルになる。開業は09年夏。
 同ホテルは駅直結ということもあり、01年8月の開業以来、ビジネスから観光まで幅広い層に利用されており、今回の増築は11年春予定の九州新幹線全線開通をにらんだもの。新棟は延べ床面積が約4,400平方mで、1階に店舗が入り、2~8階が客室となる。2階部分で現ホテルと連結するほか、東側にあるJR九州の商業施設「アミュプラザ鹿児島」とも地下通路で結ばれる。客室の詳細や料金は現在検討中で、「より機能的で快適なホテルを目指し、館内および客室の設備をさらに充実させる」という。目標年間売上高は約3億円に設定している。
 同社は1999年4月設立、同6月創業。資本金4億円。従業員71人。宿泊特化型の「JR九州ホテル」を博多、長崎、鹿児島、熊本に展開し、今年9月末に小倉にも開業。また05年10月開業の屋久島のリゾート型ホテルも運営。07年3月期売上高は15億4,900万円。鹿児島の増築でJR九州グループとしては宿泊特化型とシティ・リゾート系のホテルを合わせた総客室数は1,549室となる。