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フラットスピーカーが県デザイン優秀賞受賞  アモネット    九大音響設計学科と共同研究


 音響機器、映像システム、製造、販売業の株式会社アモネット(福岡市南区的場2丁目、有田真一郎社長)が、開発したフラットパネルスピーカーが「第9回福岡県産業デザイン賞」のテクノロジー部門で優秀賞を受賞した。
 受賞した「百音 MOーNE(モネ)」は、英国NXT社が開発した、振動板の表面を複雑に振動させ音放射をするDML技術を応用した厚さ33?のフラットパネルスピーカー。これまでの薄型スピーカーでは困難とされてきた低音再生の実現や、今後のデザイン面の発展性への期待などが評価のポイントとなった。アモネットと九州大学芸術工学部音響設計学科との共同研究によって、02年から開発を始め、05年から販売を開始。今までに個人向けに200セットを販売している。価格は、4万7,500円~25万円(税抜)。
 有田社長は「今まで同商品は直販だけだったが、今後は九州の小売店を中心に販売代理店の開拓も進めていきたい」と話している。
 「福岡県産業デザイン賞」は、福岡県産業デザイン評議会が主催するもので、優れたデザインを活用した商品開発の促進を目的に1999年に創設。今回、85社100商品のうち、大賞1社、優秀賞5社、奨励賞26社、県内デザイナー×県外企業部門1社の33社が受賞した。
 同社は1999年6月設立。資本金は、8850万円。従業員数は5人。
 有田社長は佐賀県武雄市出身。1954年12月13日生まれの52歳。関西大学工学部卒。趣味はアルトサックス。